SONY TA-F333ESR　￥79,800(1988年発売)。

メルカリ購入。音不安定、バイアス調整でプロテクトな感じです。整備後は順調です。

【特徴】
　798世代、オーディオ戦国時代の一品で物量投入が半端なく、一台持っておいても損はない。この機種の整備する度に思うデメリットは整備進む度に聞き入ってしまい、整備が進まなくなるところ。音の傾向は、とにかく綺麗な音です。音数が多く、楽器、オケの編成、ボーカルの再現性。どれをとっても超一流です。ヤマハA-S2100（市場値50万）より上。とても気持ちよい。接触抵抗が下がった(0.00Ω)後は、ダンピングファクターが新品同様となり、ダイナミックレンジ、音の広がりが良くなりました。なんと実測パワー200W。調整バッチリで新品以上かも。。。。

【整備内容】
内外部清掃、ガリ取、リレー接点オーバーホール、エージング、バイアス調整VRガリ取り後、プロテクト解除。オフセットバイアス電圧にてバイアス調整、内部錆転換剤塗布。
※リレーの接点は、ヤスリだとメッキまで痛めてしまうため、表面の汚れだけを除去、潤滑剤塗布。
汚膜9枚目、存汚膜除去後10枚目。酸化耐久性向上のため、ポリイミドテープで密閉8枚目。

整備後ダミー抵抗8Ωで出力実測、442Hz、1Vpp入力で最大出力200W/CHでした。カタログスペックより随分ハイパワーになりました。また、アイドル時の発熱が殆どない程下がった。

【仕様】
出力140W+140W(4Ω)
F特　2Hz～200kHz
歪率　0.004%以下(定格出力時、8Ω負荷、60Hz:7kHz＝4:1)
DF100
SN比MM:87dB MC:68dB　他:105dB
入力ZPhono MM:50kΩ、MC(40Ω):1kΩ、 MC(3Ω):100Ω　他:150mV/50kΩ
出力Rec out:150mV/1kΩ　SPr:4Ω～16Ω　Hpone25mW/8Ω
電源AC100V、50Hz/60Hz
消費電力270W
外形寸法幅470x高さ165x奥行435mm
重量21.2kg

商品の情報