ライカオールドレンズの象徴とも言える沈胴式の機構が組み込まれた、エルマー9cm F4（Mマウント）です。

【描写と作例について】
オールドレンズの特徴である淡いコントラストやゴースト、フレアなどの味はもちろんありつつ、シーンや撮影の仕方によっては現代レンズのような解像感で写る二面性があります。

画像一覧の最後の方に実際にこのレンズを使った作例を用意しました(メルカリの画像サイズの仕様で手元で拡大などすると細部はブレて見えますが、しっかりディティールまで細かく写ります)。
1枚目は光の収差を用いた撮影、2枚目は強い日差しの中で極限まで露出を抑えることで被写体を強調しコントラスト強めに解像感出した撮影、3枚目は曇り空の中でオールドレンズの淡い味わいを強調した撮影をしました。
レンズ一本でこれだけ表現の幅が出せるものは現代レンズにはなかなかありません。

【沈胴のギミックについて】
沈胴時は標準レンズ程の大きさですが、引き出すと4cm程も伸び8cmもの長さに伸びます。伸ばしてロックがかかる時の「カチッ」という音が鳴るギミックや、約60年も前のレンズとは思えない精巧な造りにはとても感動します。

【コンディションについて】
美品に該当すると思います。2年ほど前にオーバーホールに出し、その後何度か使用しながら防湿庫にて保管していました。カビや曇り、バルサム切れなく、撮影に影響のないわずかなスレが確認できる程度で、あたりや文字の禿げなどありません（画像参照）。
いずれにしても60年前につくられたものとは到底思えないほどの状態です。動作快調ですのでオールドレンズらしい撮影を求めている方におすすめです。

【状態・付属品】
状態　完動品です
外観　スレあり、あたりや文字禿げなし
光学　カビ、くもりなし
付属品　前後キャップ

中古品ですのでその点はご理解いただきつつ、今後大事に使用していただける方にお譲りできると嬉しいです。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。

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