─オーレックス PC-X46AD─
1980年代前半の機種、当時62800円もした上位機。
最大部肉厚12mm 直径70mmの重量級キャプスタンホイールはさすが。
また、キャプスタンホイール、走行リール、それぞれに専用モーターの2モーター式(画像9)
ハードパーマロイヘッド採用。メタル対応。

【整備箇所】当方は専門店ではありません、以下の整備は測定器、調整機器を使用してのものではありません。専門店レベルのクオリティをお求めの方はご遠慮下さい。

〇ベルト交換：
伸びて形付きしたフライホイール専用の平ベルトを新品に交換しました(画像10)
アイドラはギヤ式ですので交換不要です(画像11)
カウンター用ベルト交換しました。

〇テープ速度：
やや遅れていましたので、モーターの半固定抵抗にて調整しました。現状、プラス0.4%(３分の曲で0.5~1秒速い)です。ここで良しとしています。(市販テープを再生し他のオーディオとの聞き合わせによるものです)

〇ヘッド：
ヘッド、ピンチローラー、キャプスタン、消去ヘッド、をクリーニング。ヘッド消磁(画像14)。画像にありますように綺麗なヘッドかと思います(画像13)

〇テープパス：
ブレは発生していないようです。確認用の改造テープで確認。(画像12ではちょっと確認しにくいですが)

〇アジマス：
明晰に再生出来ていますので、触らずそのままとしました。

【確認した動作】
〇再生、録音：
アンプにRCAプラグにて繋ぎ確認しました。LINEにて左右とも再生、録音出来ています。録音はミュート及びレベル調整も出来ています。
ヘッドフォン端子で聴こえます。

〇早送り、巻き戻し、スリップ無く出来ています。

〇オートストップ出来ています。

〇レベルメーター振れます。
〇テープカウンター動作します。

□付属品はありません。

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