アイワが1992年に発売した、ミニコンポベースのCDラジカセです。
フロント部分はコントロールステージ（操作ボタン）とCDトレイがそれぞれ電動格納式な上、それらがリモコンでも操作できるというユニークな作りです。また表示部は液晶ではなくXG-330などと共通の豪華FL管パネルが採用されており、またROCK、POPS、CLASSICの3モード既定のグラフィックイコライザーやT-BASSなど、ミニコンポと同様の音響回路を搭載しています。そしてバッテリー駆動は廃止されコンセントのみの対応。屋内専用の小型オーディオとしての存在になりました。ダブルカセットのCDラジカセとしては非常にコンパクトになりながら、カセットデッキもラジオもほぼ全てリモコン操作可能となっており、バブル当時のラジカセと遜色ない仕様となっています。
　今回はそんな名機を部品単位で丁寧にクリーニング＆レストアし、完動品に仕上げました。CDピックアップレンズユニット、トレイや操作部の駆動ベルトも交換済み。ラジオの同調周波数、カセットデッキの再生スピードも調整済み。
そして更に注目は、性能を引き出す特別なグレードアップ改造。スピーカーは最新型のネオジムスピーカーに換装し、低音から高音までムラなく自然な音を奏でます。中高音はとてもクリアで、10Wの小型機なのに低音が力強くしっかり出る臨場感重視の仕上がりになりました。また、CDの音声回路を併用する形でBluetoothを内部接続。スマートフォンやPCの音楽プレイヤーからワイヤレスで接続し、損失のない高音質で聴くことが出来ます。30年以上昔の商品を電気屋で今日購入したかのようなタイムスリップ感と、現代の便利さを併せ持つ、まさに「ほかでは買えない商品」です。
　コード、リモコン付きで送料込み。取扱説明書はありませんが、操作ボタン数も限られているので、試行錯誤でマスター出来るかと思います。
サイズ：幅57cm×奥行24cm×高さ17cm
重量：約6kg
スピーカー出力：合計10W
※本体でCDを選択した時、CD音声かBluetooth音声のどちらを再生するかを本体背面の増設スイッチで手動で切り替える作りになっています（リモコンでBluetoothとCDを切り替えることは出来ません）。また、仕様上、Bluetoothからカセットテープへの録音は出来ません。

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