1987〜2007
２０巻、番外編2巻

スペースシャトルが1981〜2011ですから
全くその時代の宇宙時代意識によって書かれたスペースオペラと言えるでしょう。

時は21世紀前半。
日本の政治家たちは全て、ある非常に手段を選ばない科学者によって、全ての汚職の証拠を握られ、牛耳られていた。
彼は関東北部のとある街に、超巨大宇宙進出学園都市を建設し完全に私物化し、遂に一体の大気圏外有人作業用移動マニュピレーターを創り上げる。その名もアリエル。それは開発したオッサンたちの趣味丸出しで、体長20メートルの美少女の姿をしていた。

時を同じくして、宇宙の果てから、銀河帝国軍の
下請けのまた下請けの弱小零細倒産寸前侵略会社が地球を侵略するべくやってくる。
その危機を救えるのは、アリエルと三人の女子高生にわかパイロットしかいない。
戦えアリエル。地球の危機を救えるのはお前だけなのだ。
と言うわけで、ワープも思いのままのオンボロ中古宇宙戦艦と年季の入りまくった重力慣性制御エンジンが当たり前の宇宙戦闘獣対、最新式原子力ジェネレーターつき人型マニュピレーターの戦いが始まった。
弱小侵略会社オルクス艦長、タレ目の鷹ことハウザーにも深い悩みがあった。
侵略期間中に銀河帝国から払われる侵略助成金制度を目一杯使わなければ、オルクスは倒産してしまうのだ。
何としても敵の原始時代の大気圏外マニュピレーターに奮戦して、戦い続けて貰わねば、社員である兵士たちが路頭に迷ってしまうのであった。

コレが20巻。番外編２巻は地球征服が終わっても倒産しちゃった会社を立て直すハウザーと経理主任のシモーヌの鉄板ラブストーリー。
これ程しょうもない話を、優れたメカニック解説と個性的で多彩な曲者脇役たちのどんちゃん騒ぎが２２巻に渡り支え続けていきます。

美品をお求めの方は、ご遠慮願います。

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